![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() |
![]() < 簡単な説明 > ドリアンは、東南アジア特産の果物です。 植物分類では、パンヤ科という種類に属します。 ドリアンといわれている植物は、わかっているだけで30種類くらいあります。 強烈なにおいがありますが、果実は強い甘味を持ち、果実の王様と呼ばれています。 ものすごい香りがするため、飛行機やホテルでは持ち身が禁止されていることが多いので、 旅行のお土産に持って帰るのはとても難しいと思います。 ちなみにドリアンとは、マレー語で「とげのあるもの」という意味です。 < ドリアンの育ち方と果実 > ドリアンの木はとても大きく育ちます。 自然のままに育てると、20〜30mにもなります。 ですが、果樹園などで育てる場合は矯正を施して、10mくらいにします。 ドリアンは果実が熟すと、あのトゲトゲが自然と落ちてくるのです。 あまり高いところから落ちてくると危ないですからね。 ドリアンは、常緑樹といって年中葉の落ちない木です。 花は黄白色で、花びらが5つあります。 ドリアンは木を植えてから5年くらいで収穫できるようになります。 果実の説明をしていきましょう。 果実は、受粉してから3ヶ月くらいで成熟します。 大きさは20〜30cm、重さは1〜5kgになります。 1本の木から100〜200個は収穫できます。 さきほどトゲトゲといったように、全体が硬いとげで包まれています。 ドリアンは、バナナのように枝に直接実がつくという珍しいなり方をします。 < 独特の香りと可食部 > ドリアンの不思議なところは、なり方だけではありません。 可食部、いわゆる私たちか食べるところもかなり特殊なのです。 実は私たちがドリアンの果実といって食べているところは、「仮種皮」という部分。 「仮種皮」は、種を取り囲む部分のことで、豆でいうとさやのところにあたります。 変わったところを食べるフルーツなんですね。 あと、ドリアンといえば独特な香り。 あのにおいは、たくさんの様々な香り成分が複雑に混ざり合って出来ているのです。 甘く感じる成分もあれば、卵の腐ったようなにおいがするものなどとても幅広いのです。 そのにおいを、人間は別々に嗅ぎ分けて全部足してから考えるので、感じ方が人によって違うのです。 現在では、揮発成分が26種、硫黄化合物が8種確認されているそうです。 まぁ、こんな難しそうなことは別にスルーしてくれてOKです。 < ドリアンの見分け方 > 日本ではまだ多くは輸入されてはいないので、少し縁遠いかもしれませんが、 ドリアンのおいしい見分け方も紹介します。 ドリアンは全体がトゲトゲなので、まず持つところからはじめましょう。 痛くならないようにドリアンを持つには、まず「へた」を持つこと。 そして、おしりの部分に指を添えれば安全に持つことが出来ます。 では、おいしいドリアンの見分け方。 ひとつは、形がきれいなこと。形がいびつなものは、完全に熟していないものが多いようです。 さらに、虫食いや傷のないもの。これは、ドリアンだけではなく他のフルーツにもいえることですね。 あと、表面のトゲが乾いているものは古いものだそうです。乾いてないものを探しましょう。 おしりのほうが避けているものがありますが、これは熟しすぎ。 そして何よりも、においが自分の好みであること。ここ大事ですね。 < おことわり > つらつら書いていますが、実は私はドリアンというものを食べたことがありません。 まだ見たことすらない未知のフルーツです。 そのため、情報は全て『ドリアン -果物の王- 』という本から頂戴いたしました。 中公新書の1870番で発売されています。お値段は980円。 ドリアンに興味がある方はぜひ読んでみるといいですよ。 新書ですがカラー版なので、ドリアンをカラーで見ることも出来ます。 最後になりましたが、この本を薦めてくれたカイさんに多謝。 ドリアンに関するメニューを現在作成中です。 |