< 簡単な説明 >
         「ウスター」というのは、ウスターソースのこと。
        ウスターソースは、野菜や果物のピューレ・ジュースに食塩や砂糖、酢や香辛料などを加えて、
        味を調整・熟成したものをいいます。
        このウスターソースから、とんかつソースなどのソースが生まれました。

        < ウスターソースの起源 >
         時を遡ること、1890年代。
        ウスターソースの故郷、イギリスはインドを植民地にしていました。
        もちろん、インドとイギリスでは食文化が全く違います。
        イギリスもインドの食文化をいろいろと吸収していました。
         そこでとある貴族が目をつけたのが「ソース」でした。
        その貴族はインドからソースの作り方を本国イギリスに持ち帰り、
        2人の薬剤師にソースを作るように命じました。
        薬剤師は、その持ち帰られたレシピを使ってソースを作ってみました。
        しかし、匂いがきつすぎる。結局タルの中で放置されることになってしまいました。
         しばらくして、放置されたタルの中であの失敗作がおいしいソースに進化しているのが見つかったのです。
        この偶然からできたソース、これが作られたウースターシャー州の名前を取って、
        「ウスターソース」と呼ばれるようになったのでした。
         ちなみに、日本には江戸時代の末期に伝えられ、明治時代になって西洋の食べ物が
        出回るようになって少しずつ日本に根付いてきたといわれています。

        < 本場と日本のソースの違い >
         イギリスのウスターソースと日本のものの大きな違いは、
        アンチョビが入っているかいないか。
        本場のウスターソースには、もともとアンチョビが入っているのですが、
        日本のものには入っていないのです。
         ほかにも違いはあります。
        本場のウスターソースの原料は、タマリンドというマメ科の植物や
        エシャロットなどの香味野菜で作られるのが一般的です。
        しかし日本のウスターソースは、トマトなどの野菜やリンゴなどの果物を
        絞ったり、煮出したりして、そこに砂糖や塩、香辛料やカラメルなどを入れて作ります。
         コロッケ!ファンとしては、本場のアンチョビ入りのウスターソースを一度食してみたいですね。





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